8、 水平坑井に関する記録

8.1 陸上の最も長い水平偏距をもつ大偏距井(ERD)


英国の南西部ドーバー海峡に面した海岸に位置するWytch Farm(ウイッチファーム)フィールドで、BP社によって1999年掘削されたM-16Z坑井で、水平偏距(ER)は10,728mにも達する。このフィールドの生産層であるシャーウッドフォーメーションの水平坑井ターゲットの垂直深度は、平均海水面下1,585mと比較的浅い深度である。この坑井は、1999年より生産を開始している。

8.2 海上の最も長い水平偏距をもつ大偏距井(ERD)


中国の南シナ海に設置された海上プラットフォームからPhilips China社により1997年に掘削された Xijiang 24-3-A14坑井で、総掘削長は9,238m、水平偏距は8,063mである。この坑井は上記M-11坑井が生産を開始するまでの陸上と海上の水平偏距におけるギネス記録を短期間もっていた。


8.3 世界で最も長い水平部分(ラテラルセクション)をもつ坑井>


カタール海上のAl Shaheenフィールドで、Maersk Oil Qatar AS社によって1995年頃掘削されたALS-8B坑井で、水平部分(86°以上の連続した坑井傾斜)は5,002mに達する。ここでの生産層のShuaibaフォーメーションの水平坑井ターゲットの垂直深度は、平均海水面下945mと浅い深度である。また総掘削長は6,194mである。ちなみに、1997年末までにこの記録は更新されていない。


<出典:Hart's Petroleum Engineer International, March 1998>