サンゴ礁は造礁サンゴをはじめとするさまざまな造礁生物によって形成されています。現成のサンゴ礁で一番目を引くのは水深が浅くサンゴが密に分布している礁原ですが、礁原の外洋側には礁斜面、礁原の陸側では礁湖が存在し、それぞれ特徴的な造礁生物相・堆積層が観察されます。本講演では、主に太平洋の現成のサンゴ礁を対象として、こうしたサンゴ礁とその周辺の地形、表層と内部の造礁生物相(=層相)と、それらが過去の環境変動や海水準変動に対してどのように発達してきたかを述べます。講演では、サンゴ礁の堆積環境に関する基礎的な知見に加え、最新の成果もあわせて紹介します。サンゴ礁に関する基礎的な知見や文献は日本サンゴ礁学会

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サンゴ礁とその周辺

国立環境研究所 山野博哉


本講演では、以下の内容で講義を進めます。

1.サンゴ礁とは

 サンゴ礁の分布(裾礁・堡礁・環礁の形成とその地理的分布)

 サンゴ礁を形成する生物たち(造礁サンゴ・石灰藻・有孔虫・コケ虫)

2.サンゴ礁地形と層相

 サンゴ礁の地形分帯構成(礁原・礁斜面・礁湖)と現在の環境

 サンゴ礁の表層堆積物と堆積層(造礁生物指標を用いた礁原・礁斜面・礁湖の層相 区分)

3.サンゴ礁の内部構造と発達

 サンゴ礁内部の堆積層

 サンゴ礁(礁原・礁斜面・礁湖)の堆積過程

概要